駐車場代はどこに
「マンション業界探険記[マンション事業企画]」より
今秋売りの物件の管理費や駐車場代の設定をしていて、どうしても販売会社とかみあわないのが、駐車場代の価格設定です。
販売するほうとしては、管理費や駐車場代は安ければ安いほどいいという主張ですが、そのマンションの事業主として永遠に名前の残る事業主としては、あまりいいかげんなことはしたくないので、無理のない価格設定としたいということです。
駐車場代は、駐車場の点検・保守費や清掃・電球交換等の管理の費用として使われるのがメインですが、メンテ費用の少ない平置き駐車場や自走式駐車場の場合、金額の設定によっては、管理費以外にも将来の駐車場の修繕費やマンション本体の修繕費にも充当できるのです。
マンションにとっては、将来の修繕のための貯金のようなものです。駐車場代が高くても管理会社が儲かるということは基本的にありません。
駐車場代が安すぎると、いざ修繕が必要となった場合に一時金というかたちで各住戸の所有者から何十万円という金額を徴収するか、大幅な値上げをするということになります。
駐車場代が安いというのは、逆にマンションにとって借金のようなものです。積み立てていれば支払いやすいですが、一時金では支払えない家庭も出てくるはずです。
しかもその支払い時期が10年後、20年後とちょうど小学校入学前に入居した子供が受験や結婚でお金のかかる時期と重なるケースが多く大変です。
世の中には機械式駐車場で駐車場代0円を謳っているマンションがありますが、企業姿勢を疑ってしまいます。よほど修繕積立金の額が高ければ別ですが、20年後そのマンションには、錆だらけの機械式駐車場が並んでいる可能性が高いです。
★新築マンションはリクルートの住宅情報ナビ
2006年07月12日
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