「マンション・チラシの定点観測」より
敷地内駐車場 無料
全邸分の台数を確保
駐車場“無料”の販促ワザについては、当ブログで、これまでも何度か解説してきた。
駐車場月額使用料「0円〜」は、いくらなの?
駐車場100%・無料は、デベロッパーの売り逃げ戦略のひとつ?
「無料駐車場」の意味するところは―
本日は、“無料”の中身について、もう少し具体的にみてみよう。
本広告の物件概要には、次のように記されている。
敷地内駐車場/87台(機械式50台、平置式30台、専用駐車場7台)(月額使用料/無料)他来客用駐車場1台、洗車スペース1台
※敷地内駐車場87台中63台がRV車対応です。
このように、駐車場87台のうち50台が維持管理費の掛かる機械式であるにも係らす「月額使用料/無料」となっている。
「集合住宅における駐車場増設の進め方(財団法人駐車場整備機構 2002年)」によれば、
駐車場の維持管理費の目安は、次のようになっている。
平面自走式:月あたり維持管理費(1,000円/台以内)
機械式(2段・多段):月あたり維持管理費(2,000円/台〜4,000円/台)
この駐車場整備機構の維持管理費データを本物件の駐車台数に当てはめると――。
50台×(2,000円/台〜4,000円/台)+37台×(0円/台〜1,000円/台)=100,000円〜237,000円
ということで、87台分の駐車場維持費は、月あたり100,000円〜237,000円、年間にすると1,200,00円〜2,844,000円に達する。
つまり、広告で駐車場“無料”の販促ワザが使われたことで、駐車場の維持管理のために毎年、年間100万円〜300万円程度、管理費が食われることになるのだ。
デベロッパーが売り逃げしたあとに開催される第1回目のマンション管理組合の総会の議題のひとつは、「駐車場使用料の有料化について」ということにならなければいいのだが・・・・・・。
★新築マンションはリクルートの住宅情報ナビ
2007年06月17日
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